介護職で働くのが初めての人が転職を考える場合、まず押さえておきたいポイントは働き方についてです。

まず正社員について。未経験だから正社員にはなれないだろうと考える人もいるのかもしれませんが、介護職は慢性的な人手不足のため決して正社員になれないわけではありません。職場によっては無資格でも雇ってもらえることもあるほどです。
そして正社員の良いところは、事業所によっては昇級や賞与、加えて退職金があったり各種手当が完備していたりする部分でしょう。さらに能力があればリーダーを任されることもあり、事業所の本社での勤務ができるなどキャリアアップに繋げられるため、興味があればチャレンジしておきたいものです。

次に介護職にも派遣社員という働き方があります。基本的には5年を超えて契約をしてもらえると無期労働契約に変更可能。当人が望むのなら正社員になることも可能です。しかし例えば4年働いて更新されなければ、また別の職場を探さなくてはいけなくなります。加えて派遣社員は基本的に即戦力が求められることが多いため、何かしらの資格と介護職での実務経験があった方が採用されやすいでしょう。

それからパートやアルバイトとして働くこともできますが、こちらのメリットは何と言っても比較的勤務時間が自由という点です。勤務日数や曜日、時間などについては事業所との相談になることが多いですが、週に一回、数時間だけといった勤務も可能です。そのため現在育児をしていて忙しい人でも、比較的採用されやすい働き方でしょう。