介護職は転職が多いと言われますが、そのおもな理由となっているのが人手不足の問題です。給料面の待遇が良い職場ほど実は人手不足の問題を抱えており、いざ入職した後に激務に晒されて後悔する、といった展開も見られます。
転職に失敗しないための注意点として、まず求人元の勤務環境を確認しておきましょう。明らかに人手不足の問題を抱えているところは要注意です。
それから、やはり自分の適性や希望を踏まえた上で転職先を探していくことです。介護施設といっても、現在では公的施設・民間施設ともにさまざまな種類があり、それぞれで介護職に求められる役割や仕事が異なります。
収入や勤務形態も重要ですが、自分がやりがいを感じられる職場を選ぶことが最優先です。これはキャリアパスとも関わってくるだけに、転職の際の最大のポイントとなるでしょう。自分はどんな職場に向いていて、どんな経験を積んでいきたいのかを把握することで長く働けるだけでなく、良い経験を積んでキャリアップに役立つ職場を見つけやすくなります。
最後に情報収集です。介護職向けの転職エージェントなどでは、求人情報には掲載されていない独自の詳細な情報を提供しています。入職後にどんな環境で働くことになるのかを推測するのに役立つ情報をできるだけ入手する、そして入手するためのチャンネルをできるだけ多く確保しておく。とくに人間関係の悩みで離職・転職することが多い職業ですから、情報収集に時間と手間を惜しまないようにしたいものです。
